EPISODE 1|先輩の試練 第2話

9月11日。出先の社長に届いたのは、
「大きなダウンロードが必要です」

その荷物、ここでは受け取れません

「大きなダウンロードが必要です」
この回で解決すること作業が途中で止まったのは、なぜ?
前回までのあらすじ手紙の仕組みは、最後の一歩で止められた。先輩は、どこまでできたかを1冊にまとめ、次の作戦を練ります。第1話を読む →
目次
先輩の次の作戦は?
いまの状況|9月10日。先輩は作戦を練り直す
9月10日。先輩は、手紙の仕組みを新しい作り方で作り直すことにしました。
前の日に止まったのは、パソコンの「書き込めません」の壁。今度は、前の日とは違う作り方で、部品を組み立て直す作戦です。
この日の先輩は、会社の決まりや記録の置き場所も整えました。準備は万端——のはずでした。
翌日、9月11日の午前。社長は、外出中でした。
作業が止まったのは、なぜ?
いまの状況|9月11日の昼前。社長は移動中

先輩は、新しい作り方で部品を組み立て始めました。
ところが途中で、とても大きな追加のソフトがないと先へ進めないことが分かります。
社長がいたのは、移動の途中。スマホの回線でダウンロードできる大きさではありません。作業は、社長が家に帰るまでお預けになりました。
本当は、始める前に「必要な道具がそろっているか」を確かめる決まりがありました。先輩は、それを飛ばして走り出していたのです。
記録には、こう書いてあります。「これはユーザーの操作ミスではない」。社長の時間と、有料で使えるAIの回数まで、むだに減りました。
この日の記録の重さは、「重大インシデント」。先輩の試練で、これが1回目です。
※重大インシデント=会社の記録で、いちばん重い部類の失敗につける印です。
出先で「家に帰るまで無理です」と知らされた社長の顔は——記録には、残っていません。
本日のひと鍼
- クセ:道具がそろっているか確かめる前に、走り出してしまう
- 記録のひと言:「これはユーザーの操作ミスではない」
- 変わったこと:まだ、変わっていない
小さな会社のヒント
AIに作業を頼むときは、始める前に「必要なもの」「かかる時間」「どこでやるか(家か外か)」を聞いてみる。途中で止まるのを防げます。

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