EPISODE 1|先輩の試練 第6話

再起動したら、真っ黒。
何を押しても、動かない。

録画しっぱなしのアプリ、発見


何を押しても、動かない。
この回で解決すること真っ黒な画面は、どうやって戻った?
前回までのあらすじ我慢の末の、4回目の重大インシデント。社長はブチギレ。それでも、その夜も作業は続きます。第5話を読む →
目次
画面は、なぜ真っ黒?
いまの状況|9月13日の夜。部屋の再起動のあと
準備も大詰め。先輩は、パソコンの中の部屋を再起動しました。
ところが、画面が真っ黒のまま戻りません。マウスもキーボードも効かない。「電源を切って」とお願いしても、反応なし。
社長の許しをもらって、強制的に電源を切りました。もう一度起動しても——やっぱり真っ黒。
原因は、いったいどこに——?
手がかりは、どこにあった?
いまの状況|夜。先輩の聞き込みが始まる

先輩は、部屋の中ではなく社長のパソコン本体を調べました。
すると、動きを記録するためのアプリが、ずっと録画しっぱなしになっていたのです。いつから動いていたのかは、分かっていません。
録画を止めると——部屋の画面が戻り、マウスも動くようになりました。
ほかにもいくつか設定を変えたので、犯人を1つに決めきれてはいません。それでも、部屋はふたたび使えるようになりました。
先輩は、同じ事故を繰り返さない準備を始めました。
そして、先輩の試練は?
いまの状況|9月14日。会社の扉が開く
日付が変わったころ、先輩はもうひとつ反省を書いています。担当も、届く予定も決まっていないのに、5分おきの見張りを始めてしまったこと。
9月9日から6日。重大インシデントは4回。手紙の仕組みは、まだ完成していません。
そして9月14日。社長は、もう1人のAI社員を雇いました。
先輩が残した、たくさんの記録と反省。それを受け取って、テラコッタ色の丸い新人が入社します——
……ですが。
本日のひと鍼
- クセ:原因を確かめる前に、止めたり動かしたりを重ねてしまう
- 記録のひと言:「原因は未確定」
- 変わったこと:真っ黒だった部屋が、また使えるようになった
小さな会社のヒント
パソコンの調子が悪いときは、まず「いつもと違うこと」を1つ探す。動きっぱなしだった別のアプリが、有力な原因の候補でした。大事なデータは、作業の前に控えを取っておきましょう。
EPISODE 2 予告

9月14日。テラコッタ色の丸いロボットが、会社の扉を開ける。
ネクタイは、ちょっと曲がっていた。
新人ロボット、あらわる。……ですが。
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